Made in Japan!当社で製作、リサイズした小さめの織部灯籠が海外で人気です。岡崎市産中目石で手作りで心込めて製作しております。床の間にぴったりなサイズ感

こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。

本日は当社が得意としている灯籠が海外で売れている為そのご紹介をさせていただきます。

販売、輸送等業務委託しておりますが、そのエンドユーザーの方から小さめの織部灯籠が製作できないかという

ご相談を受け、2尺ほどの小さいサイズを製作致しました。

昔から3尺、3.5尺、4尺と大き目の織部灯籠は沢山作ってきました。当社人気商品のミニ灯籠も高さ1尺ほどで

2尺は初めて。比例計算ですべての部材のサイズやバランスを調整して製作致しました。

規格サイズにカットした石材

 

灯籠に関して各社の色がでます。昔の灯籠を見本とし少しアレンジして形が変わっております。
当社の織部の形は良い方だと思います。社長が調整して良い形を考えました。
アウトラインを成形して下記のように8割がた出来ました。

 

上から、玉、笠、火袋、受け、柱と5パーツに分かれておりそれぞれ丁寧に製作していきます。
事細かく写真は撮影出来ておりませんが、火袋の写真を載せようと思います。

 

コンプレッサーコベラで窓を掘ります。その後上部から穴を開け芯を抜きます。この芯抜きにコツが必要です。
窓縁を開けるためにコベラで掘り進め綺麗に仕上げます。左右は太陽の彫刻をします。
本当であれば、月と太陽の彫刻ですが、小さすぎでノミが入らない為、太陽のみの彫刻にしております。

 

時間をかけて製作した部品たちです。組み合わせて一つの灯籠にしていきます。

 

仮組してみました。とても雰囲気よいです。ガタが無いか各種バランスは悪くないか確認して完成です。

 

柱の下に簡単な板石を割れ肌でつけて1組完成となります。
今回4組ほど完成させて納品させていただきました。

今回製作してみてこのサイズだと日本でも人気が出るサイズではないかと思いました。

いままでの灯籠の場合、庭がないとダメ、場所がないとダメ、地震での転倒がダメ等

場所の問題がありましたが、このサイズの場合和室の床の間や玄関前にぴったりです。

近年灯籠が過去の遺物のような扱いでネットで引き取り依頼や、販売されております。

作る側からしたら大変悲しい状況です。

時代に合った灯籠、、、と考えた場合、やはりサイズ感や、お手頃感といったことが必要です。

 

国産で良い物を皆様のお手元に届けれるように努力していかなければいけませんね!

最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。