しっかりと強度を保つ、安心のお墓作り。岡崎市在家町のお寺様墓地にて、和型墓石を建立

名古屋市・岡崎市周辺にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております、株式会社近藤石材店の近藤です。岡崎市在家町のお寺様墓地にて、お墓の新設をさせていただきましたので、ご紹介します。

 

岡崎市在家町 寺院墓地 新設

 

ホームページをご覧になったお客様からお問い合わせいただきました。岡崎市在家町のお寺様に墓地をお持ちで、亡くなったご主人様の3回忌を迎えるにあたり、お墓の建立をしたいということでした。

お墓については、周りにもすでにお墓がたくさんあり、調和するようなデザインのお墓をご希望でした。お話を伺って図面を書き、デザインはご希望の和型のお墓で、石種についてはいろいろな種類でご提案しました。使用する石の種類や組み合わせで費用の方も全く違ってきますので、ご納得いただける石種・組み合わせをお選びいただいて工事に入ります。

 

こちらがお墓を建てる墓地です。当社では、土などが飛んで周りのお墓にご迷惑にならないよう、養生シートをこのように敷いてから作業に入ります。

 

まずは基礎工事です。土を30cmほど掘り下げて、くい打ちをしています。

 

この辺りは昔田んぼだったそうで、地盤が少し柔らかいようでしたので、四方に石の杭を打ちました。地盤の様子を見て、強度を保つために必要であればこうした地盤改良の作業をしてから基礎工事に入ります。

 

基礎コンクリートを打つ準備をしています。中央の桝はご遺骨を納める場所の下部にあたりますので、排水のため土のまま残します。石の杭の上にセメントでかさ上げして鉄筋を組み、コンクリートを流し込みます。

 

コンクリートを流し込みました。表面をならして養生したら基礎工事が完了します。

 

10日ほど養生しました。これで基礎が完成です。

 

基礎の上に、台座の一番下の基礎の石、根石を据えています。コーナーには金具を設置して、根石がずれないようにしっかりと留めます。

 

根石の据え付けが終わり、中の部分もコンクリートでかさ上げしました。

 

土台の上に、壁石を据え付けていきます。

 

壁石の隅に、化粧の柱の石を据えました。接着部分は石材専用のボンドでしっかりと接着します。

 

台座石の一番上の巻き石を据えました。写真には写っていませんが、ここでもコーナー金具を使用してしっかり留めています。内部はコンクリートで上まで固めました。ここまでで、基礎の台石工事が完了です。

 

台石の上に、お墓本体の一番下にあたる4つ石を設置しました。中台、上台、仏石と順にお墓を据え付けていき、目地を打って完成となります。

 

完成です!

 

正面はお念仏、お花立て前面にはご家名を入れました。蝋燭立てと線香立てには、屋根型香炉をお付けしています。周りのお墓には、屋根部分が供物台を兼ねている供物台香炉が多かったのですが、お客様が屋根型をご希望でしたので、供物台は別にご用意しました。手前の丸い線香立てはサービスでつけさせていただきました。

 

お墓の手前と向かって右手の隙間には、ほんの少し5色の玉砂利を入れました。少し勾配のある墓地だったので、この部分をセメントで固めてしまうより、あえて砂利石を敷いて仕上げる方が自然できれいな仕上がりになると感じてこうした仕上げにしました。シンプルな作りで色合いも落ち着いたお墓ですが、きれいな色合いの砂利石がアクセントになっていい感じに仕上がりました^^

お客様は、「お墓作りは何もわからない」「納骨の仕方などもわからない」とおっしゃって不安げだったので、お墓についてのご説明はいつも以上に丁寧に努め、ご納骨のお手伝いもさせていただきました。お客様には、周りと比べても見劣りしない、立派なお墓になったと喜んでいただけました。何よりも、3回忌を迎えるにあたり、無事にお墓が完成して法要も滞りなく終わり、ホッとされているご様子が印象的でした。

お忙しくされている方でしたので、お打ち合わせの時間もなかなかとることが難しかったですが、石を選んでいただいたり、お墓のサイズを確認していただいたりする際にはお店にお越しいただきました。その後は郵送やお電話でご連絡を取り、無事完成に至ったのですが、直接お会いしてお話をしたことでご信頼いただけたことがスムーズなお墓作りにつながったと思います。お忙しい合間をぬってお越しいただいて、ありがとうございました。末永く大切にお参りいただけますと嬉しく思います。